格安Kindleが先日発売されました。
上記のリンクに貼らせていただいたように、Kindle無印は簡単に手が出るお値段で近頃これが気になって仕方ありません。しかし、Nexus7(2013)を持っているため電子書籍専用端末が必要かと言われるとそうでもなく少し迷っている次第です。
少し話は変わりますが、ICT総研が興味深い調査結果を報告しています。
ICT総研 2014年度 電子書籍コンテンツ市場動向調査 表4より引用 (2014/10/16)
※ http://www.ictr.co.jp/report/20141015000069.html
電子書籍専用端末の日本における売上は汎用的なタブレット端末と比べると少ないようです。おそらく多くの人が、「スマホやタブレットを持っているので必要でない」ということでしょう。
この記事では、電子書籍専用端末のメリット・デメリットを改めて整理し、私の様に購入を迷っている方の判断材料にしてもらえればと思います。他のタブレットデバイスやスマートフォンと比べた電子書籍専用端末のメリット・デメリットを記述していみようと思います。そのため、電子書籍そのものに対するメリット・デメリットは記述しません。
※今回取り上げる電子書籍専用端末はKindleデバイスを基準に考えています。
電子書籍専用端末のメリット
・目にスゴク優しいディスプレイ
・機能が少ないため読書に集中しやすい
・辞書機能
・電池切れの心配が少ない
電子書籍専用端末のデメリット
・モノクロ表示の独特な画面
・機能は少ないが安いものではない
・楽しめる書籍サービスが限定される
ざっと上げるとこんな感じだと思います。
以下にこれらについて詳細に書いていこうと思います。
目に優しいディスプレイだが、モノクロ表示で独特
電子書籍専用端末の画面は、一般的なディスプレイのような眩しさがないため紙を見る感覚で読書を楽しめるようです。実際に店頭で商品を見てみると、眩しくないけど暗くもないちょうどいい明るさでかなり目に良さそうです。
しかし、モノクロ表示の画面であるためカラーのコンテンツはモノクロになり、少し残念です。また、ページめくりの際に表示の変わる部分が一度黒色に暗転してから表示されるため、漫画のようなコンテンツを読むのは少し慣れがいりそうです。
機能が少ないため読書に集中しやすいが、安いものではない
電子書籍”専用”端末なのでそれ以外の機能は殆どありません。本を読む。ただそれだけです。広告が表示される格安機種においても読書は邪魔されない仕様のようです。スマートフォンやタブレット端末ではメールやSNSの通知に邪魔をされることがしばしばありますが、そういったことが無い点が素晴らしい。しかし、機能が少ないためどうしても高い値段のデバイスに見えてしまいます。Kindleの一番安いモデルでも6980円ですから、文庫本を10冊以上買えると考えると高いような気がしてしまいます。
辞書機能で読書に付加価値
本を読んでる時にスマートフォンで文字を調べることは多々有りますが、Googleで検索したりしてるとどうしても関係の無いものを見てしまいます。その点、Kindleのような専用端末なら、内蔵の辞書機能で調べられるわけですから、すぐに読書に戻れるうえに余計なものに触れる心配がなさそうです。
電池持ちは他の電子機器とは比較にならない
スマートフォンやタブレットで本を読んでいると結構すぐに電池がなくなります。しかし、専用端末はディスプレイが圧倒的に省電力なため電池切れの心配をせずに読めそう。
楽しめる書籍サービスが限定される
個人的にはコレが一番痛い。私はebooksJapanやGooglePlayStoreでも書籍を購入しているためです。Kindleのような専用端末では、それら他社サービスで購入したものが読めないわけですから、なんとも歯がゆい話です... うむ。
以上、メリット・デメリットたくさんありますが、とても気になるところです。
試しに買ってみるには少し高いですが、勢いも大切かもしれません